短縮URLの例えばこんな使い方

短縮URLを使うメリットはいくつかあります。

  • 印字時のスペースの節約

    DMやフライヤーにURLを印字することはほぼ必須だと思いますが、その時にURLが長いと紙面のスペースを食うことになります。スペースを食うのに、直接アドレスバーに入力する人はまずいません。1つ2つなら気になりませんがリスト表示したものの各アイテムにURLを表示するケースでは無視できなくなってきます。

  • QRコードの読み取りやすさ

    短縮URLをQRコードにした場合、模様が細かくならないので、カメラで読み取りやすくなります。アクセス解析用のパラメータをURLに付した場合、文字列が長くなり、QRコードの目が細かくなってしまいます。ただでさえ読み取りにくいのに、十分な大きさを確保しないため「載っているのに、全然読み取れない」というQRコードを見かけたことがあるはずです。

  • アドレスバーに直接入力の可能性

    短縮URL程度の長さの場合は、アドレスバーに直接入力してくれる可能性が出てきます。検索エンジンで検索するキーワードより入力が容易なケースもあるので。

    QRコードがDMなどを受け取ったスマホユーザー向けであるのに対し、短縮URLはPCユーザー向けであるともいえます。

  • ユーザーのことを考えている感

    QRコードも短縮URLも、ユーザーの不便を改善するために用いられるものなので「ユーザーのことを考えている感」が醸し出されます。

YouTubeの動画をQRコードで共有する

紹介動画などをYouTubeへアップロードし、その動画へのリンクをQRコード化してフライヤーなどに使っている例を見かけます。

YouTubeは独自の短縮URL「youtu.be」を持っています。動画の「共有」ボタンを押下すると「https://youtu.be/tjSWliSNYHg」といったURLをコピーできるようになっています。ながいURLを短くするだけでればこのURLで十分です。

しかし、例えば「動画にシーンを追加したい」「動画内の内容が間違っていたから差し替えたい」という事態になった場合、修正した動画を再アップロードすることになります。この時に動画のURLは変わってしまいます。

そうなるとフライヤーに載せていたQRコードを読み取ると修正前の動画に遷移するか、削除している場合はリンク切れとなってしまいます。

QRoutonの短縮URLを挟んでおくと、このような事態を回避することができます。この場合は「https://youtu.be/tjSWliSNYHg」ではなく「https://www.youtube.com/watch?v=tjSWliSNYHg」という本来のURLを指定することをお勧めします。YouTubeの短縮URLを指定すると、無駄なリダイレクトが1回増えてしまうことになります。

Twitterのツイートで短縮URLを使う

ツイート

TwitterのツイートにURLを入力する場合、下記の通りとなります。

  • URLの文字長が半角23文字以内であれば、そのまま表示
  • URLの文字長が半角24文字以上の場合は「…(3点リーダー)」で省略されるが、半角23文字の文字列扱い

Twitterでは「プロトコル(https://)」を省略してもリンクとして認識されます。例えば「qttn.jp」とだけ入力しても「https://qrtn.jp」へのリンクとして変換されます。

qrtn.jp/xxxxxは半角13文字となります。前述の半角23文字ルールよりも半角10文字分余裕が生まれるので、表現力が拡がります。

自己紹介欄

Twitterの自己紹介欄にURLを入力するとリンクに変換されます。ウェブサイトというURL登録専用の欄がありますが、ここにはURLを1つしか登録することができないので、自己紹介欄を活用するケースが少なくないでしょう。この場合も、160文字の制限の中で短縮URLを使うと文字数を節約することができます。

LINEのお友達キャンペーン

LINEでお友達になることがエントリー条件のキャンペーンをよく見かけます。

LINEの該当ページへの導線は、https://line.me/R/ti/p/{LINE ID}のようなURLとQRコードが提供されていますし、実際に友達になってくれたかは知ることができます。

しかしこれだけだと、どこから流入したのかがわかりません。TwitterなのかInstagramなのか、はたまたDMやフライヤーといった印刷物なのか。短縮URLを経由すると、それがわかるようになります。Twitter用、Instagram用、DM用、フライヤー用で別の短縮URLを用意する必要がありますが。

食品・調味料の商品パッケージに

その商品を使ったレシピなどをWebサイトで紹介しているケースは多いと思います。最近ではパッケージにそのレシピへのQRコードを載せている例もよく見かけます。このとき、QRoutonのような短縮URLからQRコードを作るケースが多いです。

その理由は「アクセス解析」と「可読性」です。

「商品に載せているQRコードから流入したのか」を知るためには、QRコードのリンク先URLに解析用パラメータを付与する必要があります。 これを行うとURLの長さが長くなり「QRコードの模様が細かくなる」ことになります。模様が細かいと読み取りにくくなってしまい、消費者にストレスを与えかねません。カメラで読み取ろうとしても全然反応せず、ズームしてようやく、といった経験をした方は少なくないと思います。特に、パッケージにスペースがない場合はQRコードを小さく印刷してしまいがちです。

また、短縮URLにしておくと、後からリンク先を変更できるので、「おすすめレシピのトップページ」のような無難なURLではなく「冬のおすすめレシピ」など、その時々に合ったURLへ直接誘導できるようになります。